抜け毛の原因となる食べ物とは?薄毛予防とその対策について

最近、薄毛や抜け毛で悩む人が増加しています。ある統計データによると、成人男性の約3割以上が薄毛に悩んでいるといわれるほどです。

原因はどこにあるのかというと、遺伝的要因や生活習慣の影響などさまざまなケースが想定されますが、原因の一つとして乱れた食生活があげられます。

しかも、どうやら抜け毛の原因となる食べ物が存在する可能性もあるようです。もちろん薄毛の原因は食生活に限られるわけではありません。

そこで、食生活が頭皮や髪にどのような影響を及ぼすのかを取り上げるとともに、薄毛を引き起こす根本的な問題とその対策について詳しく調べてみました。

調査から分かった意外な事実


普段口にする食べ物が、抜け毛を促進させる可能性がある。こんな話を信じる人がどれほどいることでしょうか?しかし、意外なことに「中らずと雖も(あたらずといえども)遠からず」と思われる、こんなデータがあるのです。

ある大手かつらメーカーが実施した「世界で成人男性の薄毛率が高い国はどこか」という調査でランキング上位の国は食生活が偏っているという傾向がみられました。さらに「抜け毛の原因となる食べ物もある」ことも判明したのです。

どういう食生活が多いかというと、上位の国に共通する特徴として野菜が不足し、肉類の摂取が非常に多く、脂肪分も高い食事ばかりとっているという傾向が出ているようです。

事実、これらの国では薄毛率が高いことに加え、肥満体型の人も多いといわれます。こうしたことから、食生活の偏りが抜け毛、薄毛の原因となるという問題が浮き彫りになりました。

脂っぽい食事を摂り続けると、頭皮から分泌される皮脂も多くなり毛穴を詰まらせ抜け毛を促進させます。
また、野菜を摂らないことで栄養が偏り健康な髪が育たなくなってしまいます。

食生活が薄毛を誘発する理由

脂っぽい食事を摂り続けると、頭皮から分泌される皮脂も多くなり毛穴を詰まらせ抜け毛を促進させます。また、野菜を摂らないことで栄養が偏り健康な髪が育たなくなってしまいます。

なぜ食生活の偏りが薄毛を誘発していくのでしょうか?脂っぽい食事を摂り続けると、頭皮から分泌される皮脂も多くなり毛穴を詰まらせ抜け毛を促進させます。

また、野菜を摂らないことで、本来摂取すべき栄養素を効果的に体に取り入れることができない状態になります。髪の毛が抜ける要因をつくっているのは、栄養バランスの悪い食事にあったのです。

脂肪の多い食事を摂ると皮脂の分泌が多くなって毛穴に詰まったり、血液がどろどろになったりして髪の毛がキチンと作れなくなってしまいます。つまり髪に十分な栄養が行き渡らない、血行が悪くなるといった頭皮への悪影響がたたって健康な毛髪が育たなくなるのです。

メモ
かつて米が主食で野菜と魚を中心としたあっさりとした和食を食べていた時代に比べ、現代の日本人は食生活が欧米化しています。昔に比べて現代の方が薄毛率が高いといわれる由縁です。
ですから、抜け毛を予防しようと思うのであれば、肉類など脂っぽい食事が中心となるのを避け、意識的に野菜を多く摂ってバランスの良い食生活を心がけることが有効でしょう。もちろん食べ物に注意するだけでなく、正しくシャンプーして頭皮を清潔にし、睡眠を十分とるなど規則正しい生活をすることが大事になってきます。

髪の成長に欠かせないホルモンバランス

とはいえ、単に食生活だけ注意をしておけば抜け毛を防ぐことはできるのでしょうか?それだけで結論づけてしまうのは、あまりにも早計すぎるといえましょう。

その前に、まずは髪の毛と密接な関係があるホルモンバランスについて説明しておく必要があります。人の体を形成する上で重要な役割を担うのがホルモンです。男性ホルモン、女性ホルモンそれぞれの働きによって、「男性らしさ」や「女性らしさ」をつくり出しています。

男性らしさとは、たとえばヒゲが濃いとか喉ぼとけが出ているといった身体的特徴が挙げられるでしょう。一方で、女性らしさとは、丸みを帯びている体型とかしなやかな髪の毛といった身体的特徴が思い浮かべられるかと思います。

ちなみに、男性に多く分泌される男性ホルモンの一つがテストステロン、女性に多く分泌される女性ホルモンがエストロゲンと呼ばれるものです。

男性も女性もそれぞれ男性ホルモン、女性ホルモンの両方を併せ持ち、両方のホルモンバランスを保って健康な体を維持しています。

髪の毛の状態もホルモンバランスが大きく関わっています。つまり、男性ホルモンと女性ホルモンの両方がバランスよく分泌されることで、健康的な髪をつくっているわけなのです。

ホルモンバランスの乱れはヘアサイクルの乱れ

髪にはヘアサイクルというものがあり、4年から6年という長い期間をかけて成長をしていきます。成長している間髪は伸びていきますが、ホルモンや生活環境の変化によって、頭皮の血行不良が起こってしまうとヘアサイクルが乱れてしまうのです。

いわば、ホルモンバランスの乱れが薄毛のきっかけをつくってしまうといえます。強力な男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの分泌量が増えることで、髪の成長サイクルを狂わせてしまうのです。

髪の成長が止まって抜け毛になったり髪が細くなったりといった症状が現れ、さらに進行すればAGA(男性型脱毛症)を発症する可能性さえあります。

時間がある時にショーキングやストレッチなどをして気分転換や体をほぐすことがストレス発散になります。普段の生活を改善するだけで抜け毛対策になりますので身近なことから見直しましょう。

薄毛の前兆を感じたら

人間の髪は全体で約10万本ほど生えていると言われていますが、正常な場合でも一日に50~100本もの髪の毛が抜けると言われます。

抜け毛が気になり始めたからと言って1本1本数えるのは難しいことですが、シャンプーやブラッシングをした際に抜けた本数を気にしてみるのは有効です。

では、実際に薄毛の前兆としてどのような現象が見られるのでしょうか?抜け毛が増えてくると、徐々にヘアスタイルも決まらなくってきてしまい地肌が目立つようになってきます。

ここがポイント!
髪の毛にくせがでてきたり、細い髪の毛が多くなってきたりといった前兆を感じたら要注意です。
もしも抜け毛が増えてきたと実感した場合は、早めに予防対策をとるようにしましょう。

どんな薄毛対策が必要か

抜け毛や薄毛の進行が早い人は、医療機関や薬剤師に相談するなどして早急な対策が必要となります。とりわけ深刻な脱毛の症状に悩まされている人は、育毛剤の使用を検討してみましょう。

厚生労働省から男性型脱毛症の治療薬として認可されている医薬品の育毛剤として、「プロペシア」や「ミノキシジル」などがあります。ただし副作用の恐れもあるため、使用に際しては治療を目的に専門の医師に相談して処方してもらうことが必要です。

ある程度抜け毛の進行を食い止めつつ育毛効果を求めたい人には、医薬部外品の育毛剤などもあります。こちらは医師の診断が不要な医薬部外品なので、通販などでも手軽に入手ができます。

そこまでの緊急性はないけれども日々薄毛対策をしたい人は、以下に日常生活でできる薄毛対策についてまとめてみました。

薄毛予防対策(その①)シャンプー

抜け毛とは、毛穴から生えてきた髪の毛を、頭皮が支えきれなくなって起きる現象であると考えることができます。つまり頭皮そのものに抜け毛の原因があるということです。

頭皮環境を整えるために、まず日常生活でシャンプーを意識してみましょう。頭皮を清潔に保つためにも毎日のシャンプーは必要です。髪が抜けることが不安でシャンプーをやめることは逆効果になります。

なるべく低刺激なシャンプーを使って、頭皮マッサージをするように髪を洗って下さい。その際、シャンプー剤を完全に流すためにすすぎは慎重に行いましょう。

ただし、ヘアケアの方法が間違っていることも髪の毛によくありません。シャンプー剤が頭皮に合っていなかったり、洗い方が雑だったり、洗いすぎていたりすると頭皮のトラブルを招いてしまいます。

ブリーチやヘアカラーなど過剰なヘアケアも抜け毛の原因になります。ヘアケアは適切に行うとよいです。

薄毛予防対策(その②)冷水ケア

頭皮の状態が悪くなり、髪の毛を支える力がなくなってくると髪の毛は抜けてしまいます。そこで、衰えた頭皮を引き締めることが必要となるのです。その際に用いることができるのが冷水です。

髪の毛を洗った時などに冷水をかけることによって、頭皮を引き締めることができます。さらに、頭皮を冷却することによって毛細血管の収縮を促し、血行が改善される結果が期待できます。

しかし、ただ水をかぶればよいという単純なものでもありません。もちろん人によって体質も大きく異なります。そのため冷水育毛法を用いる際には、自分の体質と相談しながら行なう必要があります。

髪の毛を洗い終わった後に水を使用するという人もいれば、髪の毛を洗う際、お湯と水とを交互にかけるという人もいます。いずれのケースでも、心臓の弱い人や高齢の方など冷水育毛法を行う際には、十分な注意が必要です。

また冷やしすぎには注意しましょう。冷やしすぎるとかえって育毛の促進を止めてしまうことにもなりかねないからです。

薄毛予防対策(その③)食生活の改善

難しく考える必要はありませんが、要は髪に必要な栄養素をバランスよく摂取することに集約されます。栄養素ごとに代表的な食べ物を列挙してみました。

タンパク質
納豆や豆腐など植物性の大豆製品、イワシやサバなどの青魚など良質なタンパク質を積極的に取り入れましょう。
また納豆には血液をサラサラにする効果が期待できる成分も含まれ、血流をよくすることで良い頭皮環境を作る手助けになります。
ビタミン
緑黄色野菜はとくにビタミンが豊富です。みかんなどの柑橘類にはビタミンCが豊富に含まれ、髪にハリやコシを与えることも期待できます。
アーモンドなどのナッツ類にはビタミンEが含まれるため、血行をよくして頭皮環境を整えてくれます。
ミネラル
牡蠣に含まれる亜鉛は、髪の主成分といわれるケラチンを生成する働きをします。また、ワカメや海苔、昆布などの海藻類には髪の成長に必要なミネラルが豊富に含まれています。積極的に摂取したいものです。

薄毛予防対策(その④)睡眠

睡眠不足は成長ホルモン分泌が減少してしまうので、ストレスを溜めないためにもしっかりと睡眠をとるように心がけましょう。

ただ睡眠にもコツがあって質の高い睡眠をとることが成長ホルモンの分泌を促します。成長ホルモンが機能する時間帯というものがあり、午後10時から午前2時までの間に成長ホルモンの分泌量が増えるといわれているのです。

夜更かしは論外ですが、髪の成長を高めるためにも午後10時には就寝するような習慣をつくりましょう。

薄毛予防対策(その⑤)ストレス解消

ストレスは髪の大敵なのですから、なるべくストレスを溜め込まないようにしたいものです。趣味など自分が無心になれるものがあればそれに越したことはありませんが、特別趣味がない場合は適度な運動を心がけてみてはいかがでしょうか?

時間がある時に軽いウォーキングやストレッチなどをして気分転換や体をほぐすこともストレス発散になります。普段の生活を改善するだけで抜け毛対策になりますので、身近なことから見直しましょう。

食生活以外にも潜む薄毛の原因

食生活の乱れが薄毛を引き起こすことに触れてきましたが、もちろん抜け毛の原因は食事だけではありません。日々のちょっとした生活の変化や環境の変化などによっても、思っている以上に髪は大きな影響を受けてしまうのです。

主な抜け毛の原因は、食生活以外にもストレスや不規則な生活、睡眠不足、紫外線による頭皮への刺激、喫煙やお酒の飲み過ぎ、冷え性、ダイエットなどがあげられています。

実のところ、毛髪や頭皮の環境に良くないことを日常行ってしまっているところに問題があるといえるのです。具体的に一つずつ見ていきましょう。

薄毛の原因(その①)ストレス

ストレス社会の昨今では、心の緊張が解けず日々ストレスを溜め込んでしまうという傾向があるかと思います。緊張感が解けないというのは、自律神経が乱れている状態です。

交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできていない状態、いわばオンとオフの切り替えがうまくできていない状態といえます。

自律神経が乱れることで頭皮の血行が悪くなり、髪へ必要なタンパク質やミネラルなどの栄養が行き届かない状況を作り出してしまいます。結果として、髪の成長が止まり抜け毛が増えていくわけです。

これが進行すると、皮脂が過剰に増えてしまったり、男性ホルモンが過剰に分泌してしまったりといった悪循環に陥って、髪や頭皮にさらなる悪影響を与えてしまいかねません。

薄毛の原因(その②)紫外線

太陽の光を浴びることは元気の源、活力につながる大事な要素ではあります。一方で、紫外線による刺激も髪や頭皮に悪影響を与えてしまうので注意が必要です。

顕著な例は日焼けで、これが引き金となってシミやそばかすなど肌のトラブルを起こしてしまいます。

紫外線をダイレクトに浴びることでいえば髪も同じです。紫外線の強い刺激によって頭皮が日焼けすることで炎症を起こしやすくなり毛根が弱ってしまいます。

本来、頭皮を守る働きのある皮脂が酸化によってその機能を失い、雑菌が繁殖する環境さえも作り出してしまうのです。紫外線が怖いのは、浴び続けることで髪のタンパク質を傷つけ老化を促進させていくことでもあります。

外出するときには帽子や日傘などを上手に使用して、頭皮を日焼けさせないように注意しましょう。

傷ついた髪の毛は切れやすくなったり、抜け毛が増えやすくなったり、格好の薄毛環境を作り出してしまうといっても過言ではありません。

薄毛の原因(その③)睡眠不足

「寝る子は育つ」という言葉があるとおり、睡眠中に成長ホルモンは分泌されます。成長ホルモンの働きでダメージを受けた細胞を修復したり、逆に細胞の分裂を促進したりと髪に需要な影響を与えます。

寝ている間に髪は作られているのです。前述の紫外線による髪への影響と関連しますが、紫外線から受けた髪のダメージを修復する上でも睡眠の果たす役割がいかに大きいかを感じていただけることと思います。

けれども、十分な睡眠が得られていないとどうなるでしょうか?成長ホルモンの分泌が減ることで、髪へのケアが十分行われなくなって薄毛を招く原因になっていきます。

睡眠不足が続けば、当然のようにストレスも溜まっていきます。ストレスが薄毛を促していくのは、もはやいうまでもありません。

薄毛の原因(その④)喫煙

タバコが健康被害をもたらすことは、常々語られているところではあります。主成分であるニコチンの作用で「吸うと落ち着く」効果を生み出しますが、その反面で血管を収縮させてしまう弊害をもたらします。

喫煙によって血行が悪くなり、頭頂部にまで栄養や酸素が十分に行き届かなくなるのです。結果として、頭皮環境に悪影響を与えてしまいます。

また、髪の栄養に大切といわれるのがビタミンCやビタミンE、ビタミンB12ですが、これらの栄養素が喫煙によって破壊され、体に吸収されにくくなりがちです。

このことも髪の成長サイクルを乱し、薄毛を招く原因を作ってしまいます。少しずつでも、1日の本数を減らしていく意識も必要です。

薄毛の原因(その⑤)飲酒

アルコールの摂取は適量であれば「百薬の長」といわれ、ストレスの解消にもつながると好意的な見方をされることもあります。しかし、飲み過ぎは別問題で有害となるのも事実です。

過度の飲酒が体に悪影響を及ぼすというのは、アルコールがアミノ酸を分解してしまうからだといえます。アミノ酸といえば、健康的な髪を維持するにの欠かせない髪にとって大切な成分なのです。

アミノ酸が破壊されていくと髪の栄養素であるタンパク質が構成されなくなってしまいます。タンパク質が不足し、髪への栄養素が不足していけば、髪の生成環境にはよくないことが明らかです。あくまでもほどほどの飲酒を心がけましょう。

薄毛の原因(その⑥)冷え性

冷え性といえば、女性の専売特許みたいな見方をされる向きもあるかもしれません。けれども、気づかないうちに男性も冷え性になっているケースがあるようなのです。

女性に比べて男性は筋肉量が相対的に多いといわれますが、昨今では運動不足による筋力低下や冷たいものの飲みすぎ、ストレスや不規則な生活リズムといった影響で冷え性の男性も増えています。

体が冷えることで血行が悪くなって細胞にも栄養が届きにくくなるため、頭皮も血行不良に陥ります。冷え性も薄毛を招く温床となるのです。

薄毛の原因(その⑦)ダイエット

栄養が偏った食生活が薄毛を招くことは先に述べた通りですが、逆に行き過ぎた食事制限ともいえるダイエットも抜け毛や薄毛を引き起こしてしまいます。栄養不足による血行不良は健康な髪からハリやコシを奪い、抜け毛を促進させるのです。

心身に負担をかけるというストレスからくるダメージも、健全な毛髪の生育に影響を与えかねません。ダイエットで栄養バランスを崩してしまうことで、ホルモンバランスを崩してしまう危険性もはらんでいます。

成長ホルモンの分泌が減っていく一方で、男性ホルモンが過剰に分泌されていくことで薄毛を誘発し、AGAの可能性も一気に高まっていきます。